2018年4月 CREATIVE EXPO(台灣文博會)展 に出展しました。
今回の新作は、高度な技術を持っている台湾のガラス職人さんと一緒に制作した照明器具を発表しました。
現在、台湾では安い中国製品の影響もあり、台湾で活動しているガラス職人さんは激減しています。そして高い技術を持った職人さんも高齢化し、なかなか若い職人さんも育っていないのが現状です。そんな台湾の現状を考えて、今活動している台湾のガラスの職人さんと新しいものづくりをしたい!と考えたプロジェクトです。
ガラス職人さんを探すところから始めました。
台湾の照明メーカーの蘭克斯股份有限公司に協力してもらいガラス職人さんを探すところからスタートしました。普段は、カラフルなツボや、繊細なガラス細工の動物などを製作している技術を持ったガラス職人さんたちと知り合い、普段作ってるものとは全く違うシンプルなものを製作してもらいました。
職人さんの技術と私達「Knott」の感性を加えて考えました。そして工業製品でもない手作りの素朴なものでもない新しい感覚の照明器具が出来たと思います。
一見シンプルで簡単なような照明器具ですが、球体の底の部分の厚みや上部の帯のディティールなどをミリ単位で徹底的にこだわっています。技術的にはドーナツ上にガラスにガラスを加えて、マウスブローを何度も繰り返し、最終的にスチールの円形の形に入れてマウスブローで仕上げます。今回素晴らしい職人さんと新しいものづくりができてよかったです。
私たちも一緒に作業を見届けました。
制作の過程で何度も打ち合わせを重ねてから、本番の制作を1日掛けて行ました。展示会の為に制作風景の映像も制作しました。